2016.3.28 【梅田太融寺南天の会@太融寺本坊】

【梅田太融寺南天の会】

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南天さんが動楽亭とここ太融寺で交互に開催してるネタおろしの会。奇数月は太融寺だ。また10日ぶりの落語会になったので、結構わくわくしながらやってきた。

そうば / 粗忽の使者
南天 / 天狗さし
由瓶 / 落語道
何点/ 質屋蔵

そうばさん、久しぶりだ。最近聴く機会が減ってるけど、もう開口一番のポジションではなくなってきてるんだろうな。「粗忽の使者」は江戸ネタ、あわてものの武士の噺を軽快に小気味よくすすめる。いいリズムだな。この人よくなまりのこと言われているけど、僕はそれも個性として受け止められるようになってきた。

南天さん、まくらで車買った時の末永いお付き合いの話。南天さんのまくらの面白さは最近定評があるけど、これはどうなんだろう。正直「知らんがな」系の話かもしれない。
そこから文枝さんの会長選挙の件を少しいらって「天狗さし」
南天さんで一度聴いてるけどあまり印象に残っていない。今日もいつものように受けながらトントンと運んでいったけど、下げが変わっててスコンと落ちた印象。もう一度聴きたい。
落語のネタにはいい噺、面白い噺なのに下げがもうひとつというネタもある。そういうのを積極的に変えていくのは好きだな。

続いてゲスト枠は由瓶さん、南天さんを褒めたおす。こんな3月の決算期の月末近くにこれだけ入るのはたいしたものだ。とか、自分は来月繁昌亭でする会のチケットが全然売れてないとか。いつもの「泣きの由瓶」だ。
僕は、由瓶さんがやってる「豊中寄席」で以前から相当客入りがいいのを知っているから。
ネタは「落語道」。自分自身が噺家としてもし弟子をとったらという噺だ。でもなんかとらえどころがない感じ。
由瓶さんの新作なら、もう一つ噺家主人公の「足袋と帯」の方が僕はいいと思う。

最後は南天さん、「今聴いてて由瓶さんの弟子になりたくなりました」。弟子をとるっていうのは難しいことなんだろうな。僕らファンは、〇〇さんはいつになったら弟子をとるねん。とか勝手なこと言うけど、お弟子さん来ないとその芸事はすたれてしまうもんね。
噺は「質屋蔵」、結構長くて場面転換も多い噺をよく受けていたけど、いつもの南天さんほどにはのれなかった「かな。

今日は一席目のまくらで「知らんがな」と思ったのを引きずったのか。この会にしては久々に消化不良だった。10日ぶりてのも影響あったのかもしれない。