2016.2.8 【できちゃったららくご!@動楽亭】

【できちゃったららくご!】

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動楽亭での新作ネタおろしの会、今日はいつものレギュラー6人に加えて福笑さんも参加。都合7席となる。一体終わるの何時になるんやろか。スタートはいつも通り福笑さんも入れてじゃんけんで出番順を決める。福笑さんここで、出演者みんなにそれぞれ頭を下げる。弟子のたまさんにも同じように下げる。きっちりしたはるわ。
でもそこから、いつものようにわちゃわちゃとなって、福笑さんから「7席で時間ないのに、何をどうでもいいことべらべらしゃべってんねん」とツッコミが入る。まあ、いつものことやわな。60~70人ぐらいか。さすがに福笑さん良く入っていた。

遊方 / 臨時スタントマン
三風 / 給食室から
福笑 / 欲ぼけ保険金
あやめ / ゆずの里水尾
仲入り
南湖 / おっぱい豆腐
たま / どんと祭
三金 / 悪の打ち上げ

遊方さんは、先日繁昌亭の台本コンテストの入選作。今までに映画に4本出演していて全部やくざ役だそうだ。ここで爆笑させて、映画のスタントマンの話に。本来のスタントマンが来れないため、別のスタッフが替りにするんだけど、これがなかなか過酷な内容。楽しいけどまとまり過ぎな気もする。

三風さんは給食の噺、最近は昔のように全部食べるまで許さないとかはないらしい。いい時代だな。僕は昔給食が苦痛だったことを思い出した。噺は誰もが楽しく給食できるようにということで回転給食が導入される。久々に客席参加型落語、みんなで「いただきます!」

三席目が福笑さん、そういえば福笑さんてどこでいつもネタおろししてるんだろうか。わざわざネタおろしとは言わないのかな。繁昌亭の会たいがい行ってるけど、これネタおろしです、っての聴いたことないな。今回は保険をかけて死んだことにして保険金をだまし取るという、福笑さんらしい噺。かなり完成度高くて爆笑の連続だった。
同じ新作ネタおろしでも、たまさんとかなり違うな。

続いてあやめさん、京都の水尾というところの落語会に塩鯛さんと呼ばれて地元にちなんだ落語を、となって、塩鯛さんは愛宕山(参道があるらいい)で決定。あやめさんはそのための新作を作ったと。柚子の里・水尾を盛り上げるための会議をそのまま落語に仕立てた。あやめさんらしくあちこちにセンスの光る噺で、何もない町に最後意外な運命が。楽しい噺だ。

仲入り後は南湖さん。短めまくらは、例の「道になりたい」と言った男の話。これは僕も名言だと思う。そこから、「おっぱい豆腐」。めずらしくいきなり『叫ぶ。豆腐にこだわる男をいろいろ描いて、南湖さん特有のマニアックな世界に客席を引きずり込む。そして下げはみなさんおなじみのを逆に流用。察しはついtけど楽しかった。

続いてたまさん、郡上八幡の踊りが一揆を防ぐガス抜きからきてるという話は面白かった。川に飛び込むのはびっくりした。弥太郎さん出身なんだ。 ネタは「どんと焼」、そんな中での出会いもの。めずらしく人情噺風味だったな。

最後三金さん、いつも出番は前半が多いと。この噺受けないと思ったらすぐに変えます。と言って、ネタは「悪の打ち上げ」、戦隊ものの悪役たちの噺で、よく受けていた。それにしても今時のショッカーとの子供への対応は大変なんだな。それでも子供は楽しいのかな。

以上7席、みなさんまくら短かったのでそれほど遅くもならず9:10ごろに終了。今日はいつも以上に仕上がりが揃っていて、そんなにスリリングでもなく普通に楽しい会だった。