2016.1.6 【高津落語研究会@高津神社・末広の間】

 【高津落語研究会

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この写真は、金沢の「起上もなか」といいます。実は今日の落語会のあるお客様からのお年賀なのですが、なんと70個用意してきて、来客数が70人という奇跡でその方は高津落語研究会マーケティング部長に任命されました。そんなこんなで今年最初の高津落語研究会も楽しく開演です。

南天 / 子ほめ
雀五郎 / 替り目
たま / 夢八
ひろば / 崇徳院
大喜利 / (司会)南天 雀五郎・たま・ひろば
なぞかけ 水爆、もなか、えべっさん お遊び→説明しにくい

今日のネタ出し、おなじみのネタが並んでいるけど、たまさんの「夢八」以外はその人で聴くの初めてだ。

まず南天さんから、「子ほめ」とは意外だったけど、入門して師匠に最初につけてもらった噺らしい。それで初高座で冒頭すぐに固まったと。それを今日は習ったそのままやりますと。確かに流れは普通の子ほめなんだけど、今の南天さんがすると、多分当時の南天さんとは全然違ってくる。それがやっぱり25年のキャリアというものだろう。だから入門当時と同じ噺はもうできないということだ。

続いて雀五郎さん、「替り目」も意外に初めて。うどんやとの対応のあたりが、かなりねばっこくて面白い。僕がたまたま聴いてなかっただけで、実際はよく掛けてるのかもしれない。でも少なくとも高津では初めてだ。今日はフルバージョン。この噺、「お前まだおったんか。」で切る人多くて、それでも十分面白い噺なんだけど、やっぱり演題の根拠というか下げが演題になってるので下げまで聴きたいな。雀五郎さんのレギュラーメニューがまたひとつ増えた。

次はたまさん、今日が誕生日、41才で本厄に入ると。まあ、まだ若手と言えば若手だけど東京で言えば真打になってる人いくらでもいる年齢だ。上方に真打制度がない利点も弊害もあると思う。たまさんの場合は当然真打だと思ってみてるけどね。
ネタは夢八、そんなに頻繁に聴かないけど、たまさんで何度か聴いてる。長屋で首つりが起きて検視のため一晩現場保存の必要があって、それを知らずに寝ずの番をすることになる男の噺。少し不気味だけど落語らしい噺で張り扇の勢いがたまさんだな。楽しかった。

トリはひろばさんで「崇徳院」。これもひろばさんで初めて。聴いてた気がするのだけど、ていうことは基本この人に合う噺なのかもしれない。で、熊五郎が冒頭からフルパワーでとてもよかったんだけど、後半上下が逆になりセリフも逆様に。その後、少し不安定になったけど近いうちに是非また聴きたい。ひろばさんの「「崇徳院」はいいに違いないと今日の前半で確信をもった。

大喜利、なぞかけは生徒三人が絶好調で、先生の南天さん異例の三つ目出題。それもさっとクリアした。相変わらず雀五郎さんが冴えてる。
お遊びはなんだったか説明しにくい。基本的に説明しにくいのはあまり面白くなる可能性が高くないと思う。

ということで今年最初の「高津落語研究会」も楽しく終了。先月喬太郎さんとかぶってそっちに行ったので、2か月
ぶりになって、高津のいいところは毎月あることだとつくづく思う。実は最近他の行きたい会とよくかぶるようになってきていて、2月も3月も僕的には強力な会とかぶっているんだけど、高津に行くことにしている。