2017.8.31 【高津おもいっきり落語研究会・楽日@高津神社・末広の間】

【高津おもいっきり落語研究会・楽日】

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さていよいよ今日が8月高津の千秋楽。そして 「高津落語研究会」 通算で100回になる記念の日でもある。今年は本公演11日に西淀川含む12公演中、僕は10公演に参加できた。それでも行けなかった日に 「次の御用日」 や 「愛宕山」 がかかって少し残念な思いをしたけれども、いいネタをいっぱい聴けて楽しかった。ところで、やはり気になるのが平均60人の動員目標達成できるのかどうか。最終日に67人入ればOKということだったけれど、毎年の事ながらことしもやはり際どく達成するのか、そんな事も心配しながら最後の開演を待った。

雀五郎 / 阿弥陀池
南天 / 動物園
ひろば / 犬の目
たま / 南京屋政談
大喜利 /  (司会)   雀五郎  南天。ひろば、たま
          (なぞかけ) 二学期、百回目
       (お遊び) 私は誰でしょう
抽選会

雀五郎さん、目標はクリアしたと。ここで大きな拍手。このあたりが高津落語研究会の面白いところで、客席も一緒になって目標にしてる。そこから 「阿弥陀池」 も、すぐに気づいてリスタート。正直雀五郎さんなら得した気分だ。しかし 「馬の耳に餞別」 をどなたか一度やっていただきたいものだ。今日の雀五郎さんのは、いつも通りリズムもテンポも間もいいんだけど、ぞうの説明でしつこくリピートするところが特にいい。後、うそがばれた時の顔がなんとも味わい深い。

続いて南天さん、目標クリアでうれしそうだ。そして、「やるつもりだった噺は100回記念にふさわしくないので、動物園をします」 に、客席から大きな歓声。「動物園」 でこんな歓声あがるの南天さんだけだと思うけど、また客席の南天動物園の認知率も高い。それで、やっぱりこの人の 「動物園」 はむちゃくちゃ楽しい。ちょっとした事情で圓長への紹介状はなしだったけど、それもまた面白い。トラ・ネコ・イヌ・カバ・ワニ、やったかな。この一瞬の動き何度みてもおかしい。

次はひろばさん、動物園で大受けした南天さんを笛の件ふくめていらう。そして今日の来場者は91名と発表、目標は軽くクリアしたわけだ。そこからネタは 「犬の目」、ひろばさん、犬をつかまえる場面での大きなアクションが面白かった。この噺もかなりの飽きモードに入ってる。で、あまりアレンジしにくい噺なのか、誰で聴いても大して変わらない印象が強かったけど、今日はちょっとよかった。

最後はたまさんで 「南京屋政談」、福団治さんの得意ネタということで、福団治さんと学校寄席に行った時のむちゃ話をいろいろ。やっぱり本当に芸人らしい人なんだな。しかし、まんこわを教育的配慮で人情噺に変えたてのは是非聴きたいものだ。それと、舞台の見切れで顔がガラッと変わる芸人の話も面白かった。
この噺、僕はたまさんと九雀さんでしか聴いたことなくて案外やり手が少ないのだろう。若旦那が見つかった男も南京代わりに売ってやる男も最初はやたらと怖い。で、この後ギャグとか入れながら、貧乏な母子が登場して人情噺に。ここまではいいいと思うのだけど、そこから一気に圧倒的ハッピーエンドに変わるのが少しついていきにくいかな。

なぞかけはいつもどおりサラッとクリア、最近早いけれどおおーっというようなのがあまりないのでは。そして、お遊びは高津でも何度かやった 「私は誰でしょう」、これはいつもむちゃくちゃ盛り上がる。自分がだれか分からず分かってる後の二人と会話するのがみてると楽しい。

そして最後に抽選会、なんと西淀川に続いてまたも当たった。
9/25 の乙夜寄席ペアチケット、雀五郎さんありがとう。

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ということで、今年の8月高津もすべて終了。4人の演者のみなさん、楽しい噺をありがとうございました。と思っていたら、びっくりの発表が。来年1月21日~31日の間、動楽亭昼席の時間に高津落語研究会を開催するとのこと、何日かはできない日あるけれど、ほぼできると。これはまた楽しみだし、画期的なことだ。こういうやり方ならどこへでも出張できる。このユニットの可能性がまた広がった。と、こんないい報告でお開きになった。