2016.4.3 【KOBE JAZZ DAY 2016・ホールイベント@神戸文化ホール・大ホール】

【KOBE JAZZ DAY 2016・ホールイベント】

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4月4日を「ジャズの日」と定め、去年から4月に大々的なイベントを行ってる神戸。初めてプロのジャズミュージシャンが誕生したということで、日本でのジャズの発祥地として「ジャズの街神戸」というキャッチが盛んに使われている。ホールコンサート、屋外ライブ、物販、そして、ジャズ喫茶を始めとした各店も参加しての、

KOBE JAZZ DAY 2016

今日は神戸文化ホールのコンサートに行ってきた。プログラムは次の通り。

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12:30から17:00までという、まるで歌舞伎か文楽かという長さのコンサートになったけれど、全然長さは感じなかった。それぞれのユニットが楽しくて、あっという間だった。前半はビッグバンド、後半は小編成のコンボという編成で、今までにライブで聴いた人も何人かはいたのだけど、それぞれのグループのフォーマットが特徴的で目を引いた。前半ではやっぱり、3番目の山添ゆか&モダンタイムスビッグバンドがよかった。

そして、県立高砂高校ジャズバンド部ビッグ・フレンドリー・ジャズ・オ-ケストラ。これはあの映画「スイング・ガールズ」のモデルになった高校で、高校生の全国ビッグバンドコンテストで現在四連覇中らしい。若々しいのは当たり前だけど、他のプロのグループに交じっても全然ひけをとらない。とにかく楽しい。客席をささっとつかんでそのまま最後まで離さないような演奏だ。なにより自分たちが楽しそうなのがいい。
高砂高校、また聴きたくなった。

4グループ終わったところで30分の休憩、外の大倉山公園に出てみると、こちらでは屋外ライブをやっていた。

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後半はそれぞれのフォーマットを楽しむコンボが続く。5番目の河村英樹カルテット、ピアノレスカルテットなんだけどピアノがないと、フロントのTp Ts の音がとてもストレートに聴こえてくる。生々しくていいな。

たなかりか+竹下清志は、ヴォーカルとピアノのデュオ。うーん、浪曲みたいやった。どうも僕は、芸事と音楽をつい一緒にしたくなるんだ。どちらもいいんだけどね。「バードランドの子守歌」すごくよかった。

最後はMCにも加わったりしてた広瀬未来さん(tp)のクインテット。このトランペットむちゃくちゃいい。編成的にも僕の一番好きなクインテットだ。まだ若いのにかなりのキャリアで、ラジオ関西でレギュラーDJの番組ももっている。こっちも聴かないと。きっちり名前も覚えておこう。最後の二つのユニットはどちらもピアノが竹下さんだった。
最後のみアンコールありで、たなかりかさん再び登場してチャップリンの「Smile」。この曲今日のコンサートの最初の曲で、間にもう一度あって、最期で三度目。三つとも全然違った。

ということで、今年初めてこのイベントに参加したけど、とんでもなく楽しかった。やっぱり神戸のジャズは元気だな。梅田や河原町にも昔はジャズ喫茶いろいろあったけど、今はそうでもない。だけど神戸は jam jam とか健在だ。今日は終了後に jam jam に寄るつもりだったけど、ライブの余韻でそのまま神戸を後にした。
やっぱり「ジャズの街神戸」だ!

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