2015.8.18 【高津落語研究会プレミアム・8日目@高津神社・末広の間】

【高津落語研究会プレミアム・8日目】

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昨日一昨日と繁昌亭に行ったため2日間パスした高津落語研究会、今日から復帰だ。昨日は一番少なかったらしいけど、今日は多分また50人超えだろう。繁昌亭の2日間はとてもいい落語会ですごく楽しかったけど、やっぱり正直こっちも気になってた。昨日で折り返し今日から後半戦、ここまでくると、あのネタこのネタいつかかるのか、かからないのか、段々気になってくる。

雀五郎 / 手水廻し
たま / 崇禅寺馬場
ひろば / 兵庫船
南天 / 天神山
大喜利 / (司会)雀五郎、たま・ひろば・南天

雀五郎さん、出た「手水廻し」だ。最近この噺はこの人が一番だと思っているので、またかとは思わない。数か月前に聴いたときよりも、困惑顔と独特の間に更に磨きがかかっている。0.何秒か困惑顔を長めに見せるだけでまた印象が新鮮になってくる。雀五郎さん本当にいい。

続いてたまさん、まくらなしで噺に入りかけて昔の先輩方はお客を笑わせるのにすごく苦労したらしいという話。しかし、象の動物園は爆笑だ。ぜひ聴いてみたい。たまさん、やってくれないかな。
ネタは「崇禅寺馬場」 何度も聴いてるし、たまさんでしか聴いたことないけど好きなネタだ。いつも通りにオカンで大爆笑なんだけど、たまさん3日ぶりに聴いたら声の調子少し悪そうだ。なのに追いはぎの場面でむちゃくちゃ声あげてる。なにも声の調子悪いときにこのネタしなくてもと思ってたんだけど、帰り落友に聞いたら昨日今日のネタ予告があったらしい。なら仕方ない。 やっぱり僕らはいつも聴いてる噺家さんの声が調子悪そうだとすごく気になる。のど痛めて落語が変わってしまった人いくらもいるし。無理しないでほしい。

次はひろばさん、雀五郎さんに続いてあおばさんネタのまくら。面白いけど、たまさん含めてみなさん今日はまくらの切れが今一つだな。まくらネタが不足気味なのかな。定番まくら使えないしな。
噺は「兵庫船」 この噺は気楽な船の中の状況がとんでもなく一変して緊迫するところの見せ方だと思うけど、聴いてる方にも伝わってきた。子供がかわいそうやん、と。でも上下逆なってるとか別に言わなくてもいいのに。そうか黙って直すとか。言ってしまうのがひろばさんのいいところでもあるのかな。

最後は南天さん、まくらの時間がみんな短いからか、えらく早いペースだ。で、南天さん、明日も自分の昼の仕事(ラジオ・テレビ・テレビ) で出番が今日と同じになると告知して、ほとんどまくらなく「天神山」。この噺も好きなんだけど、春噺の中でも特に春の空気感が充満しているネタだと思うので、今聴いてもな、と、前半はピンとこなかった。だけど、狐がばれる場面から噺に掴まれだして、特におつねの顔が変わってきたという話すところがよかった。僕はこの噺は枝雀さんの「ある春の日の……」の方が好きなんだけど。今日はかなり天神山の印象が変わった。南天さんやるな。

大喜利なぞかけは最初が「流れた扇子」やったっけ。難しそうやったから、二つ目僕が出した「さぬきうどん」今日高松で食べてきたし、簡単そうやと思ったんやけど、そうでもなかったのかな。「やっぱりコシが違います」とか。
お遊びは回文づくり。こっちはみなさん絶好調。出るわ出るわ。いろいろ面白いのあったけどやっぱり「たまがまた」やな。短いほど受けるみたい。

てことで、今日も楽しかった。明日はまた抽選会で5日連続の第2ピリオド終了。日曜からの最終ピリオドとなる。やっぱりこの会最高だ!