2015.8.7 【高津落語研究会プレミアム・4日目@高津神社・末広の間】

【高津落語研究会プレミアム・4日目】

どう考えても初めての6日連続夜の落語会、今日までだ。普通ならどっかで抜くんやけど、うち4日は高津で、一日は松之丞さん、後はあやめさんの「熊野詣」。どこも抜けなかった。4日目で出番も一巡して南天さんがトリ。抽選会があるからと「らくだ」ネタ出しを撤回して、さあ、何を聞かせてくれるのか。

雀五郎 / 黄金の大黒
ひろば / 竹の水仙
南天 / 住吉駕籠
大喜利 / (司会)雀五郎、たま・ひろば・南天

雀五郎さん、「今日で第1ピリオド終了です。第2ピリオドは一週間あいて15日からですけど、その間にラクゴリラとか、怪談噺の会とか、僕の会もあるので、みなさん行く場所が変わるだけでしょうか」 ほぼその通りの人が多いと思う。これだけの頻度で同じ会に来てるとそら知り合いも増えるわ。
てことで、ネタは「黄金の大黒」 最近雀五郎さんの表情の話をよくしてるけど、今日は、犬を喰ったと告白する場面のなんとも言えず人を喰った表情がいい。開口一番で抽選会の時間を気にしたのか途中で降りる。

続いてたまさん、これまで3回なかなか書きにくい爆笑まくらを繰り出してるけど、今日はそうでもない。けど面白い。オリンピックのエンブレムの話、紋とか言ってて、そっちの方が面白いけど、「要はデザインはある程度似るんと違うのん。オリジナリティばっかり言うたら僕らの新作なんかどうなるか」 らしい。 笑福亭とメイプルシロップもそっくりや! と。
そして、twitterでネタ出してた「チェ・ゲバラ」 今回初めての新作だ。何度か聴いてるけど、どんな噺か思い出さなかった。ある男が南米に旅してマチュピチュとかナスカとか行ってるうちにゲリラに遭遇してとんでもないことに。その間にダジャレ連発するんだけど、たまさんが危惧していた通り、受けが弱い。やっぱり福笑さんのクサすぎるダジャレのほうがパワーがある。

次はひろばさん、まくらあまりふらずにネタへ。みんな時間気にしてる。「竹の水仙」 僕は、「ねずみ」とか「抜け雀」とかのシリーズの中では、竹の水仙が好きだ。それは一番現実にありそうに思えるから。今日も安定した口跡で噺はすすんで行く。こうなると爆発するひろばさんを見たくなってくる。

トリで注目の南天さん「住吉駕籠」だ。先月行けなかった新世界でのネタおろし。いくつか入れ込みがあったけど、僕は酔っ払いのおっさんを、茶店の主にからむよう持っていくところがいい。で、その酔っ払いのしつこさは相当なもので、このシーンが住吉駕籠のキモになる。

ここまで90分、むしろ短すぎるくらいだ。なぞかけは始球式とうちわ。珍しくなかなかでなかったけど、もう一つのお遊び「噺家主演で映画をつくったら」は次々に出るわ出るわ。なんか悪口大会みたいやった。特に「しゃれや」という南天さんがかなりブラックやった。
引き続き抽選会。たまさんがもってきた、染丸さんの3枚組未開封DVDが知り合いの人に当たった。いいな。雀五郎さんは、ことしも去年の例のファイルが欠かせない。一体どれだけあるのやろか。

てことで第1ピリオド終了。第2ピリオドはいろいろあって15~17日はパスで18日から復帰の予定。