2015.7.15 【いきなり九雀の日@岡町・伝統芸能館】

【いきなり九雀の日】

今日もオムライスを食べようと『来夢来人』に行ったら、水曜定休だったので、もう一つの岡町定番『ラーメン太郎』の塩バターラーメンにした。こちらもおいしい!
今月は元々は20日開催だったけど、急遽今日も追加された。出番は色物の二重丸さんと、九雀さんが三席。楽しみだなぁ。

九雀 / 青菜
二重丸◎ / (大神楽曲芸)
九雀 / あくびの稽古
中入
九雀 / 質屋蔵

九雀さんの「青菜」は久しぶり。もちろんくすぐりは入ってるんだけど、すごく正統派の青菜だ。こんなとんでもなく暑い日にいきなり青菜をぶつけられると、一気に目が覚めて落語に入っていけた。よかったな。
二重丸◎さんは初めてじゃない。繁昌亭か岡町か東京の寄席でみてる。珍しく男女ペアの大神楽曲芸で、お二人とも割りとしゅっとしていて、他の大神楽とは雰囲気が違う。今週一週間、繁昌亭の出番で、九雀さんさんが岡町にも呼んだのが本日急遽開催の理由らしい。
それにしても、九雀さんが岡町に連れてくる色物さんのレベルは高い。
九雀さん、二席目は「あくびの稽古」。こういうバカバカしくて落語らしい、ちょっとシュールな噺好きなんだけど、それを九雀さんらしくさらっとトントンとすすめていって、これも良くできた下げにつながる。ホントにいい落語だと思う。
この噺で、寄席のあくびを語るところの噺家さんの表情が面白い。

中入後は「質屋蔵」。質屋の蔵に入っているものには持主の色んな思いがこもっているから、色んなことが起こる。ものへの執着がすごく強かったころの噺で、質屋という商いが世間の最前線で機能していた。だから、落語の舞台としてよく出てくる。こういうネタの見方も面白い。九雀さんはこちらもきっちりと。まくらで下げの説明も。しかし、菅原道真もよく落語に登場する。みんな好きなんだろうな。

ということで、今日も楽しかったけど、僕はこの会は、今日みたいに急遽決まって、楽しい色物さんと九雀さん三席、というパターンが贅沢で一番好きだ。もちろん20日も行きますよ。