2015.7.4 【末廣亭・深夜寄席】


鈴本・昼がはねてから、高円寺で落語友達と飲んでたんだけど、急遽「深夜寄席に行こう!」てことになって途中から参戦した。小痴楽さん「宮戸川」の途中、勢いがあってよく受けてた。

ということで、ちゃんと聴いたのは二席

宮治 / お菊の皿
桃之助 / 新作

宮治さん、調べたら5年前に浅草で聴いている。その時はまだ前座で、またその日の浅草はいつもにも増して大団体の日で、宮治さんが高座にあがっても、客席はそこらじゅうでベラベラしゃべってるわ、立ったり座ったりの人はいっぱいいるわと、とんでもない状況だった。そんな中で僕も「ええかげんにせえよ!」という気持ちで聴いてたんやけど、この人うまいやん。達者やん。となってそっからはいくら周りがざわついてても集中して聴くことができた。
それで何年か後にNHKで優勝、どんどんいろんなところで名前を聞くようになった。今日の「お菊の皿」もわちゃわちゃ系の楽しい噺だけど、パワー全開な感じですごく楽しかった。満員立見の客席と一体化してるのが何よりいい。まだまだよくなっていく人だと思う。聴けてよかった。
桃之助さんは、申し訳ないけどピンと来なかった。宮治さんの後に新作ではきつかったかなという印象だった。

深夜寄席、3回目だけどエネルギーがあふれてていいな。だけどこれはあの場所だからああいう空気感になるのだと思う。そして上方ではあいまいになりがちな「二つ目」というポジション、いろいろと考えさせられる「深夜寄席」だった。