2015.11.1 【鴻池ジャズ・ストリート@鴻池新田会所】

【鴻池ジャズ・ストリート@鴻池新田会所】

東大阪市が主催するジャズイベントで、毎年今頃に「鴻池新田会所」で開催されている。この会所は18世紀の初めに当時の豪商鴻池家(落語ファンには鴻池の犬でおなじみのあの鴻池家)によって新田が干拓造成された施設のひとつで、今も300年前の当時のまま現存しています。
で、この会所を始め駅の周辺8か所でジャズライブが一日中繰り広げられる。そこで朝から会所に行った。

○佐藤英宜トリオ  佐藤英宜(D) 加納新吾(P) 光岡尚紀(B) with 北浪良佳(Vo)

○竹田達彦トリオ 竹田達彦(D) 神田芳郎(B) 高岡正人(P) with 千葉エミ(Vo)

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いやいきなり良かったな。最前列だったのですっかり飲み込まれた。特に北浪良佳の、なんていうか洗練された超プロっぽいステージ。Amazing Grace 聴けてよかった。そして、 高岡正人のとても繊細なのにかつ飛び跳ねるようなピアノ。

二つのセッションですっかりジャズの耳になっているんだけど、ここで昼食もそこそこに落語会場に移動だ。

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こういう感じの中で落語会。僕は3~4年前から行き出したけど、落語のメインはいつも花丸さんだ。花丸さん7自身がジャズファンていうこともあるのだろう。

慶治朗 / 動物園
花丸 / たいこ腹
中入り
花丸 / うぬぼれ屋

慶治朗さん、1年ぶりぐらいだけどやっぱり堅実だな。兄弟子の米輝さんを最近よく聴いてるけどなかなかレベルの高い一門だ。
花丸さん、一席目は「たいこ腹」。これも鉄板だ。花丸さんの中でははしゃぎ系のネタだけど、幇間の困った表情に引き込まれる。
二席目は超古典から「うぬぼれ屋」。寝床の続編みたいな噺だけど、以前聴いたときより旦那の浄瑠璃の様相がダイレクトに伝わってきてこれもよかった。

ここでまたまたジャズ会場に移動。どうやらセッションが始まったばかりのようで、後ろの方に席を確保する。

○竹田一彦カルテット 竹田一彦(G) 安次嶺悟(P) 井上幸祐(B) 木村紘(D) with サンディ・ブレア(Vo)

○唐口一之クインテット 唐口一之(Tp) 宮哲之(Ts) 岩佐康彦(P)  中島教秀(B) 北岡進(D) with溝口恵美子(Vo) 

会場に入った途端にギターの気持ちの良い音が聴こえてきた。竹田一彦だ。そしてサンディ・ブレアの圧倒的なパフォーマンス。
最後のセッションはまた最前列に移動。このユニット最近12月に西宮芸文で聴いてるメンバーじゃないか。もちろん文句なしだけど、溝口恵美子の声量も大迫力だ。

今年で9回目のこのイベント来年の10回目と言わずそのさきもずっと続けてほしい。10:30から17:00までジャズと落語でこれだけ楽しめるイベントなんて他にはないもの。